令和8年5月27日に開催された「愛知県公立高等学校PTA指導者研修会」において、一般社団法人 人口減少対策総合研究所 理事長 河合雅司氏による講演「人口減少日本で起きること ~求められる力、人材育成~」を拝聴しました。
講演では、今後の日本社会は人口減少が確実に進み、単なる人手不足ではなく、将来的には“消費者不足”の時代へ移行していくとの話がありました。これまでの「大量生産・大量消費」の考え方ではなく、「選ばれる価値」を持つことが重要になるとの説明が印象的でした。
また、AIやロボット技術の進化により、ホワイトカラー業務の多くはAI化が進む一方、現場対応力や技術力、人との信頼関係を必要とするブルーカラーの価値は、今後さらに高まっていくとの話もありました。ライザップがリフォーム事業へ参入するなど、異業種が現場産業へ進出している事例も紹介されました。
さらに、今後は「厚利少売」の考え方が重要になり、安く大量に売る時代から、価値を高め適正な利益を確保する時代へ変わっていくとの説明がありました。ポルシェの高い利益率の事例を通じ、「選ばれるブランド力」の重要性についても触れられました。
これからの社会では、単なる学歴ではなく、
- AIを活用する力
- 課題発見能力
- 変化に対応する力
- 人との関わりを大切にする力
が求められるとの話がありました。
また、人口構造の変化から、今後は「65歳以上の女性一人暮らしを支えるビジネス」が大きな市場になるなど、社会の変化を正しく捉える視点の重要性についても説明がありました。
最後に、
「変化はリスクではなくチャンスである」
「親自身も学び続け、子どもたちと一緒にこれからの時代を生きていくことが大切である」
という言葉が特に印象に残る講演でした。
