新城有教館高校の概要
新城有教館高校は、平成31年に開校した二つの系をもつ新しいタイプの総合学科の高等学校です。進学に特化した「文理系」とスペシャリスト育成の「専門系」という2つの系をもち、これらは1年生の時から分かれています。
校名の由来
「有教館」は、新城地域の政治、経済、教育等の中心となる人材 を輩出した新城藩の藩校の名前です。
「有教」は、論語(衛霊公)「子曰、有教無類」(子曰く、教え ありて類なし)からの引用で、人には生まれつきの違いはなく、教育によって、人は大成するものという意味を表しています。
校章
斜めに配した青い図形はShinshiroの頭文字「S」です。新城有教館高等学校の南側を流れ東三河を潤す豊川を表しています。 水の特性は素直で、どのような器にも従います。青年は、持って生まれた素直さにより先生の教えや良き友達を得、さらに若さと行動力によって大きく成長していきます。赤い図形は、 Yukyokanの頭文字「Y」を右肩上がりに配し、鳳来寺山に生息したという伝説を持つ鳳凰が飛翔する形を表しています。
赤は、燃え盛る情熱に例えられる炎の火であり、太陽の日でもあります。青は水を象徴しています。青年が教えの厳しさの象徴としての赤色の火と優しさの象徴としての青色の水に育まれて大人(たいじん)、つまり徳の高い立派な人へと成長する様子を「高」の文字、樹木の緑で表しています。
新城東高等学校と新城高等学校の前身でもある新城農蚕学校時代の大正14年7月から93年後の今日まで鳳来寺山の北西山麓には学校演習林があります。そこで多くの生徒が汗を流して学んできました。この一帯の清らかさは鳳凰の存在すら感じさせます。鳳凰の中でも赤色のものをおおとりというと言われています。このように全体的には青年が高い志と優れた教育により立派な人格者へと成長し、世界に飛翔するイメージを表しています。